■コロナ禍で有名コンビニ、スーパーの純利益が減少
有名なコンビニエンスストアー、スーパーの純利益が軒並み減少しています。原因は、コロナ禍に伴う巣篭もり需要への対応が遅れたり、営業時間短縮・休業といった措置で十分に収益化できなかったなどとされています。
■巣篭もり需要が定着?
都内を歩くと、出前館やUber Eatsなどがデリバリーでアルバイトの男性が自転車やバイクに乗って顧客宅へレストランで調理したメニューを届けに行く姿がよく見られます(本当に多い)。コロナ感染者がなかなか減少しない昨今、感染を恐れて外出せずネット等でのデリバリー注文で賄うトレンドが定着しつつあるかのようです。
■「業務スーパー」はお買い得、しかも楽しい
しかし、それでも、ずっと部屋の中に籠りっきりでは、やはりフラストレーションがたまり、外へ出たくなるのも事実。とくに一人暮らしの人などは、定期的に食品の買い出しに出かけなくてはなりません。毎日デリバリーで済ますことも可能ですが、いずれ飽きがきて自炊したり違うものを食べたくなるでしょう。
そうした人におすすめが、今躍進中の神戸物産が運営する、業務スーパー事業においてナショナルブランド商品だけでなく国内グループ工場製造や自社直輸入によるプライベートブランド商品をお得な価格で販売する「業務スーパー」です。テレビ番組でもとりあげられました。私の自宅の近所にも業務スーパーがあります。このスーパーがあるので、最近はコンビニにはほとんど行かなくなりました。業務スーパーへ行ったことのある人はご存じかと思いますが、陳列されている商品(食品など)は業務用を取り扱っており値段もお得。お得な理由は、製造元があまり名の知られていない業者の商品だからです。とは言え、品質は負けず劣らず良いうえに品ぞろえは豊富で業務用だけに1品あたりの分量も多く、しかも有名どころの食品メーカーに比べて割安なので、いつの時間帯に入店しても、多くの人が買いに来ています。当初私が注目したユニークな商品は、牛乳などの紙パックで販売されるチーズケーキや水羊かん等デザート類(!)でした。この斬新な発想には、本当に感心することしきりです。思わず手に取って買いたくなります(実際に結構買いました)。店内はコロナ禍や巣篭もり需要増加などまったく関係ないかのように盛況な印象を受けています。
実際、神戸物産の2021年10月期第1四半期決算(連結、3月15日発表)では、純利益(親会社株式に帰属する四半期純利益)は前年同期比約29%の増と好調。今後はこのような差別化した独自のポリシーをもつオンリー・ワンの企業が勝ち残る時代になりそうです。ちなみに、個人的には、毎日のように買い出しで利用しているので、「業務スーパーポイントカード」のようなポイント還元できるようなシステムをつくってくれれば非常にうれしい限りです。神戸物産は、業務スーパーの出店数を増やしており、あなたの近所にも出店される日が近い将来訪れるかもしれません。より取り見取りの商品でそこにいるだけでも本当に楽しくなるスーパーです。利用したことのない人はぜひ一度足を運んでみてください。■