■自分自身もコロナ離婚を経験
コロナ禍が長期化しており、収束のめどがまったく立たない状況です。緊急事態宣言下などで自粛、自宅待機期間中に夫婦間の軋轢、日ごろの不満等が爆発し離婚するという「コロナ離婚」がクローズアップされています。私も自慢ではもちろんないですが、コロナ離婚の経験者です。コロナ離婚という言葉は、最初YouTubeの動画で半年ほど前に知り、「へぇ、そんなこともあるんだなあ」程度の他人事にしかとらえていなかったのですが、まさかその半年後に本当に離婚するなんて思ってもいませんでした。コロナ離婚は、メディアが大げさに騒いでいるのではなく、本当に起きているのです。今後もコロナ禍が続く限り、こうした現象は少なからず起きることが想定されます。
■別れた元妻には感謝
コロナ離婚とは言っても、一応「円満離婚」です。結婚生活約20年でした。子供はいないため、「今後はお互いがそれぞれ残された人生を好きなことをやって生きていこう」ということで、納得しております。離婚を切り出したのは元妻からですが、そのときは非常に驚いたものの、今となっては第二の人生を歩むきっかけをつくってくれた元妻には感謝しています。婚活中は、私の健康を常に気を遣ってくれたり、おいしい手料理をご馳走してくれたりして、本当に楽しく生活させてもらいました。
■コロナ禍は各人に転換点を与え課題を提起
彼女は、すでに自分の今後の確固たる方向性を決めていおり、そのうえでの判断で、相当な決意の表れでした。私は、これから自分自身が納得する道へ歩んでいきます。ふりだしに戻った感覚で、今自分が何をやりたいのか何を極めていきたいのか、自分をじっくり見つめ直し、こうと決めたらその道へ向けしっかりと足場を固めながら、また健康面にも十分配慮しながら進んでいきたいと思っています。第二の人生を歩む中で、もしかしたら新たな出会いがあるかもしれません。常に元妻への感謝の気持ちを抱きながら、生きていくつもりです。コロナ禍は、離婚以外にも転職などいろんな意味で人生の転換点を各人に与え、「このままでいいのか」という問題点、課題を提起しているようにも思えます。■